[初心者のJava] Eclipseのインストール

Java初心者がWebアプリケーションの作成に挑戦しようということで、開発環境の準備からWebアプリケーションの作成までを一通りやってみたいと考えています。

まず最初に開発環境を準備します。今回使用する開発環境は以下のとおりとしました。

  • Eclipse IDE for Enterprise Java and Web Developers
  • Pleiades日本語化プラグイン
  • Spring Tools 4 for Eclipse
  • Thymeleafテンプレート
  • Lombok
  • PostgreSQLリレーショナルデータベース

開発環境にはJava開発環境の定番であるEclipseにWebアプリケーション作成機能を追加したEclipse IDE for Enterprise Java and Web Developersを使用することにして、Pleiades日本語化プラグインを適用することで日本語化します。

JavaでのWebアプリケーション作成はservletとJSPでもできますが、ちょっと面倒な気がするので、Spring Bootを使用することにして、データベースにはPostgreSQLを使用することにします。

Webページの作成にはこれも定番のThymeleafテンプレートを使用することにして、さらにJavaプログラミングが少し楽になるLombokも使うことにしました。

Eclipseのインストール

Eclipse統合開発環境 (Eclipse IDE) にはいくつかのパッケージが用意されていますが、今回はWebアプリケーションを開発しようと考えているので「Eclipse IDE for Enterprise Java and Web Developers」パッケージを選択します。

Eclipseのダウンロードサイト (https://www.eclipse.org/downloads/packages/) にはインストーラと単体ZIPファイルの2種類が用意されています。

ここでは単体ZIPファイルでのインストールを行ってみます。


Eclipse IDE for Enterprise Java and Web DevelopersのWindows x86_64のリンクをクリックしてZIPファイルをダウンロードします。

ZIPファイルのダウンロードが完了したら、念のため右クリックメニューの「プロパティ」を選択して「プロパティ」ダイアログを表示し、「全般」タブに「セキュリティ: このファイルは他のコンピューターから取得したものです。このコンピューターを保護するため、このファイルへのアクセスはブロックされる可能性があります。」の項目があった場合には「許可する」のチェックボックスにチェックを付けて「OK」をクリックしてください。

ZIPファイルの右クリックメニューで「すべてを展開」を選択して適当なフォルダに展開します (今回は C:\ に展開しています。)


展開が終了すると展開先にeclipseフォルダが生成され、eclipseが実行できるようになります。

必要に応じてフォルダ内のeclipse.exeのショートカットをスタートメニューあるいはデスクトップなどに作成してください。

展開終了後はeclipse.exeあるいはそのショートカットをダブルクリックしてeclipseが正常に起動することを確認してください。

なお、初回起動時にはワークスペースを設定するダイアログが表示されます。

既定ではユーザフォルダにワークスペースフォルダを作成する設定になっています。ワークスペースフォルダの作成先を確認して、必要があれば変更を怒ってください。

特に必要がなければ次回起動時にこのダイアログが表示されないよう「Use this as the default and do not ask agin」にチェックマークを入れてください。

なお、ワークスペースはEclipse起動後でも変更・切り替えが可能ですので、このダイアログを起動時に毎回表示する必要はないと考えています。

しばらくするとEclipseが起動して、Javaプログラムの開発ができるようになります。


Eclipseのインストールは以上で終了ですので、「File」メニューから「Exit」を選択してEclipseを終了します。

PleiadesによるEclipseの日本語化

Eclipse統合環境を日本語化するツールとしてPleiadesプラグインがあります。

EclipseにPleiadesプラグインをインストールして配布されているPleiades All in Oneもありますが、今回はすでにEclipseをインストールしていますので、インストール済みのEclipseにPleiadesプラグインを導入することとします。

Pleiadesプラグインはhttps://mergedoc.osdn.jp/で配布されています。


上の画面では切れてしまっていますが、Pleiadesプラグイン・ダウンロードから「Eclipse 2022」の母田をクリックしてPleiadesプラグインをダウンロードします。

ダウンロードしたZIPファイルは念のため右クリックメニューの「プロパティ」を選択して「プロパティ」ダイアログを表示し、「全般」タブに「セキュリティ: このファイルは他のコンピューターから取得したものです。このコンピューターを保護するため、このファイルへのアクセスはブロックされる可能性があります。」の項目があった場合には「許可する」のチェックボックスにチェックを付けて「OK」をクリックしてください。

ZIPファイルの右クリックメニューで「すべてを展開」を選択して適当なフォルダ (C:\など) に「pleiades-win」などのフォルダ名を付けて展開してください。C:¥などに直接展開すると悲しい思いをします。

展開が完了したらフォルダ内のsetup.exeをダブルクリックして実行します。

setup.exeを起動すると上記のような画面が表示されるので、「選択」ボタンをクリックし、Eclipseを展開したフォルダにあるeclipse.exeを選択し、「日本語化する」のボタンをクリックしてください。

正常に日本語化が終了したら「終了」ボタンが表示されますので、「終了」ボタンをクリックしてPleiades日本語化プラグインのセットアップを終了してください。

Eclipseを起動してメニューなどが日本語化されていることを確認してください。

Spring Tools 4とLombokの導入

続いてEclipseからSpring Bootプロジェクトを作成できるようにするSpring Tools 4とLombokをインストールします。

Spring Tools 4はEclipseマーケットプレースで配布されていますので、Eclipseの「ヘルプ (H)」メニューから「Eclipseマーケットプレース (M)...」を選択します。

Eclipseマーケットプレースが表示されたら「検索 (I)」に「spring boot」と入力してSpring Boot関連のアドインを検索します。

上の画面でトップに表示されている「Spring Tools 4 (aka Spring Tool Suite 4)」(バージョンは異なっている場合があります。トップに表示されていない場合はスクロールして探してください) の「インストール」ボタンをクリックし、表示された「選択されたフィーチャーの確認」画面で (とりあえずデフォルトのままで)「確認 (C)」をクリックし、「ライセンスのレビュー」画面でライセンスを確認した後「使用条件の条項に同意します (A)」を選択して「完了 (F)」ボタンをクリックします。

ソフトウエアのインストールが始まるので、Eclipse画面右下のインストール表示が終了するまでしばらくの間待ってください。

Spring Tools 4のインストールが完了すると「ソフトウェア更新」画面が表示されますので、「今すぐ再起動 (R)」をクリックしてEclipseを再起動してください。

Eclipse再起動後「ファイル (F)」メニューの「新規 (N)」サブメニューに「Springスタータープロジェクト (Spring Initializr)」があればインストールは終了です。

Lombokはアノテーションを指定するだけでゲッタ/セッタを自動的に生成してくれるなどJavaプログラムを少し楽にしてくれるツールです。

Eclipseの「ヘルプ (H)」メニューから「新規ソフトウェアのインストール...」を選択します。

「作業対象(W)」の右にある「追加(A)...」ボタンをクリックしてサイト入力画面を表示します。


リポジトリーの追加画面が表示されるので「ロケーション (L)」に https://projectlombok.org/p2 を入力し、「名前 (N)」にはProject Lombokなど適当な名前を入れて「追加 (D)」ボタンをクリックします。


すると上の画面のように「Lombok」が選択できる画面が表示されますので、Lombokにチェックマークを付けて「次へ (N)」をクリックし、「インストール詳細」画面で「次へ (N)」をクリック、「ライセンスのレビュー」画面でライセンスを確認して問題がなければ「使用条件の条項に同意します (A)」を選択して「完了 (F)」をクリックします。

インストール中に上記「信頼」画面が表示された場合は内容を確認して署名者にチェックマークを付け、「選択項目を信頼 (T)」をクリックします。

インストールが完了すると「ソフトウェア更新」画面が表示されますので、「今すぐ再起動 (R)」をクリックしてEclipseを再起動してください。

PostgreSQLのインストール

最後にオープンソースのリレーショナルデータベースPostgreSQLをインストールします。

PostgreSQLのサイト https://www.postgresql.org/ にアクセスします。


画面上のDownloadボタンまたはDownloadリンクをクリックしてダウンロードページに移動します。


Packages and Installersで使用するプラットフォーム、ここではWindowsのボタンをクリックします。

Windows Installersのページに井戸するので、説明の1行目にある「Download the installer」のリンクをクリックします。

なぜかここでまたプラットフォームを選択する画面が出てくるので、使用するPostgreSQLのバージョンとプラットフォームに応じたボタン、ここでは最新のPostgreSQL Version 14.4の行でWindows x86-64の行にあるボタンをクリックします。

インストーラがダウンロードされたら念のため右クリックメニューの「プロパティ」を選択して「プロパティ」ダイアログを表示し、「全般」タブに「セキュリティ: このファイルは他のコンピューターから取得したものです。このコンピューターを保護するため、このファイルへのアクセスはブロックされる可能性があります。」の項目があった場合には「許可する」のチェックボックスにチェックを付けて「OK」をクリックしてください。

その後インストーラをダブルクリックして実行してください。

インストーラを起動すると上記の画面が表示されるので「Next >」ボタンをクリックします。

するとインストール先を確認する画面が表示されますので、インストール先フォルダを確認し、必要があれば修正して「Next >」ボタンをクリックします。

この後、インストールするコンポーネントの選択、データを保存するフォルダの確認画面が順次表示されますので、内容を確認して、通常はデフォルトのままで問題と思いますが、必要があれば修正を行ったうえで「Next >」ボタンで先に進みます。

上記の画面は管理者ユーザのパスワード入力画面となります。PostgreSQLではデフォルトで管理者ユーザとしてpostgresが用意されていて、初期状態ではpostgresユーザでデータベースの作成、管理を行う必要がありますので、ここでpostgresユーザのパスワードを指定します。

当然ですがpostgresユーザのパスワードは忘れないようにしてください。

以後、PostgreSQLサーバが使用するポート番号の確認、データベースクラスタで使用するロケールの確認、インストール内容の確認、インストール開始の画面が順次表示されますので、内容を確認して「Next >」ボタンをクリックして進めていってください。


インストールが完了すると上記画面が表示されます。

とりあえず追加ツールをインストールする必要はないと思いますので、チェックマークからチェックを消して「Finish」ボタンをクリックしてインストーラを終了してください。

以上で開発環境の設定は完了となります。

Webアプリケーションの開発についてはまた別の記事で。


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